VGC2022使用構築まとめ&振り返り


久しぶりのブログ更新です。

世界大会が終わりVGC2022ルールも終わってしまったということで、記録も兼ねて今シーズンの振り返りを残します。

2月 INC February

最終レート1790 予選落ち

当時流行り気味だったディアルガ+ザシアンを使用。パーティは悪くはないといった感触であったが、1750で停滞しそのまま対戦数がなくなって終了。

守る壁襷ロンゲ、大地切り雷ジェムディアルガ、黒い眼鏡手助けウーラ、メタモンの位置調整のためのサイチェンイエッサンなど、好みの要素は多い構築でした。パーティの課題点としてはS操作に乏しく、上から殴られる展開になりやすいのが欠点。

ボーダーの上がり方が恐ろしく、最終的に1880超えになったのを知った時はネット大会でそんなレート今まで取ったことないが…という気持ちになりました。

3月 INC March

最終レート1780 予選落ち

当時流行り気味だった白馬パルキアを使用。ダイマックスを無理に使わなくて良く、このルールでは珍しくサイクル可能(=俺たちのポケットモンスターが可能)な構築で、使っていてとても快適でした。

パーティの完成度は低く、花粉団子を採用しておらずトリル起動時のダメージレース差を回収しきれなかったり、防塵ゴーグルガオガエンが絶望的だったり、相手の初手黒バドレックスに対して安定しなかったりと問題が多かった。

4月 INC April

最終レート1887 9位 予選抜け

パーティについてはリバティノートの記事の通り。サブロムで45戦練習した後、最終日の夜21時からぶっ通しで42戦消化。試合中に上振れた場面はあまりなかったが、マッチングや噛み合いがよく、そういった意味では運良く予選を抜けることができました。

最終日の深夜マラソンは潜り続けるしかないためボーダーを監視して潜るかどうかを考える必要がなく、体力が続くのであれば悪くないと感じた。潜り終わったのは朝8:40ぐらいでした。

1週間前のオフで勝てていたりとこれまでの2回の予選に比べると手応えはあったが、とはいえレート1880を超えられるとは思っておらず、5月の予選を死ぬ気で抜けるつもりでいたので嬉しい誤算でした。

パーティの性質的に全国大会向けの構築な気がしたが、要素の一つであるスカーフレジエレキががはくさんとなぜか被ってしまい広まっていたことと、4月に黒バドザシアンが結果を残しすぎたことでメタが厳しくなると考えて公開に踏み切り。

5月のPJCS2022予選は不参加。

6月 PJCS2022(全国大会)

スイスドロー予選4-2 43位/142人中 世界大会Day1出場権利獲得

まさかの直前になっても良い構築がなく、前日にPengy(@PengyTwitch)に構築をもらいました。(本当にありがとう)

構築は最も数が多いであろうと考えていたオーガザシアンをガンメタしたゼクロム+カイオーガで、雨乞いトルネロスで対グラードンを、レジスチルで対白馬パルキアを取るコンセプト。オーガザシアンに対してはトルネオーガで雑に削ってから後発ゼクロムダイマが基本で、それ以外にもイエッサン+初手ダイマオーガから展開したり、イエッサン+ゼクロムで指竜舞スタートもできたりと、BO3でも戦えそうな点が好印象で使用を決めました。

余談だが去年の全国大会(オンライン全国)でもレジスチルを使ったので、渡された構築にまさかのレジスチルが入っていたことにもなんとなく惹かれた。ナットレイの方が見た目はそれっぽいが、炎技持ちのパルキアを考えるとレジスチルの方が良さげだった。

本当に前日だったので、追い込まれすぎていろいろ聞くために初めて英語で通話をした。Pengyの英語はとても聞き取りやすく、聞きたいこと全部聞けて選出立ち回りを数時間でまとめることができた。一度も回していなかったが、なんとかなれーッ(画像略)といった感じでした。

結果はスイスドロー予選4勝2敗の最終43位でTOP50に入ることができ、念願の世界大会出場権を獲得。全く想定していなかったムゲンダイナに2回当たってしまい早々に2敗して1勝2敗となり絶望していたが、そこから気合で3連勝した。最終戦は相手のトリトドンをれいとうビームで凍らせて形勢がこちらに傾いたりと、本当に気合だけで勝っていたと思う。

ゼクロムに対する相手のガオガエン投げを解決できるしろいハーブが偉く、BO1ではかなり効果的でした。イエッサンのマジカルフレイムはレジスチル詰めのサポートになり、白馬パルキアのパルキアにマジカルフレイムしながら鉄壁を積む動きが強かった。

このルールではザシアンか白バドレックスのどちらかを採用しないと相手のイベルタルがきつくなるという考えだったのですが、ゼクロムもイベルタルに強く、この選択肢もあるのかと気付かされました。

また、オフラインの全国大会は初めてで、幕張のアパホテルに泊まって大浴場で駄弁ったり、初めて会う人ともたくさん話せてめちゃくちゃ楽しかった。来年以降も絶対に選手として参加したい。

6月 NAIC2022

Day1スイスドロー 4-5

世界大会の権利を取れなくても参加しようとは思っていたのですが、無事世界権利を取れたので世界大会の練習という名目で参加しました。

構築は我らがリバティノート代表みんてぃあさん(@mintia0810)が全国で使った白馬パルキアがベースで、3月の予選で白馬パルキアを使った際にBO3で強そうだと感じたことを思い出して再び握ることに。ダイマックスを柔軟に切ることができ、しっかりとポケットモンスターができ(相手と対話しながらのサイクルができる、の意)気合次第で全ての相手に勝てるであろうことから良い練習になるだろうと思い持ち込み。

結果は4-2からチームシートエラー発覚でペナルティを受けてそこから全敗して最終4-5。4-2時点では優勝したJames Evansと今年の世界Day2のGilgamesh以外にはほぼマッチ全勝で勝てており、その2人にもかなり接戦で3本目まで相当熱い試合ができていたことから感触は良かったのですが、チームシートエラーで完全に気持ちが萎えてしまいそこから何も良いところがなく終了。。ポケモンは気合で戦うゲームなんだなと再認識した瞬間でした。

モロバレルのひかりのこなはガチで1回も発動しなかったですが、どんな場面でもワンチャン残せる持ち物なので精神面的な意味では悪くなかったと思います。オーロンゲも持たせたい物がなかったので第二のひかりのこなになりました。(まさかのリリバのみが取られている)

8月 WCS2022(世界大会)

Day1スイスドロー 2-3敗退

みんてぃあさん(@mintia0810)とえりーぜさん(@eripompudding)と共有しました。パーティの詳細は二人が書いてくれるかもしれません。

NAICの感触から白馬を使うことは早々に決めていました。全国大会の項でも書きましたがこのルールではザシアンか白バドレックスは採用すべきだと考えていて、ダイマックスの選択肢が豊富な白バドレックスの方が自分に合っていると感じていたためでした。で、ずっと白馬パルキアを使おうと思っていたのですが、いろいろ考えていく中でグラ白馬の方が対応範囲が広いという結論になり乗り換え。

大会ではあまり良いところがなく敗退。事前に用意していたプランが通らなかったり、択になった場面で択負けしたりと、試合内容は比較的納得できるものではありました。

勝つことはできなかったですが、世界大会は最高に楽しかったです。特にずっとお世話になっているVictory Roadチームの人たちに数年越しにようやく会えたのが本当に最高でした。

総括

ここ数年ずっと世界大会出場を目標に取り組んできていて、今年その目標を達成することができました。

今年世界大会で勝てなかったのは、ただただ実力不足・練習不足が原因です。ずっと世界大会“出場”が目標だったため、いざ世界出場が決まった時にその先で勝つイメージが自分の中でうまくできず、目標を切り替えてさらにその上を目指すことが今年の自分にはできませんでした。

初めての世界大会ということで、ここまで来れただけでも自分的には満足ではあったのですが、周りを見ているともう少し勝ちたいなと思ったので、第9世代では世界で勝つために取り組んでいきたいと思います。次の目標は世界Day2+トップカットで!

心残りがあるとすれば、2019ルールでトップメタ寄りのレックウザ+ゼルネアスを使い続けていたことを考えると、オザシを少しは触ってみても良かったかもしれません。(盛り抜きで全く触らなかった)

来年の世界大会はまさかの日本開催、横浜。正直自分はスペインに行く気満々だったのでめちゃくちゃ萎えたのですが、日本人が勝つことだけを考えるなら良い条件だと思うのと、海外勢がたくさん日本に来るのは面白いと思うのでなんやかんや楽しみです。引き続き頑張ります。

(去年書いた今年の振り返りとか2021全国振り返りとか改めて読み返すと本当に「世界大会出場を目標に〜〜〜」ってずっと言ってて、本当にそれしか考えてなかったんだなと再認識した)

ここまで読んでいただきありがとうございました。