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12月に参加した2つの大会で使用してどちらもトップカットに進出できた構築です。参考元のゆーさん(@yu_yan_poke)のシーズン12最終6位の構築の並びの完成度が高かったこともあり、参加した大会ではどちらも良い成績を残すことができました。
既存の構築にアレンジを加えたものなので、この記事では原案の構築から変更した部分や、BO3での使用感について主に書いていきます。
戦績
12/5 Zelda VGC’2021 Major Series 7 Challenge: TOP16 (135 Players)
予選スイスドロー6-2(○○×○○○○×), トップカット1-1
Zelda Challenge
R1 ×○○
R2 ○×○
R3 ××
R4 ○○
R5 ○×○
R6 ○×○
R7 ○×○
R8 ××
6-2 18位地下 ○○
TOP16 ××↓この構築のエレキを磁石守る、ガエンのバクアを挑発にしたものを使いました!ヒトムがきついのとJoeUX9がうますぎてTOP16はしっかり瞬殺されました😇https://t.co/u8pxIxJ73U
— Taka Maenishi 🐳 (@taka_na_u) December 5, 2020
12/20 TERURUN Challenge #7: TOP23 (103 Players)
予選スイスドロー5-2(×○○○○×○), トップカット0-1
てるチャレ決勝1落ち!配信見てくれた方ありがとうございました!
かえでさん強かった😭 3本目は完敗だったけど欲を言えば1本目取りたかった😢
次も頑張ります!🎥アーカイブ→https://t.co/DQc8sB7R08
リバティノートチャンネルもよろしくお願いします!👯♀️ pic.twitter.com/GXbTSZc8c6— Taka Maenishi 🐳 (@taka_na_u) December 20, 2020
個別解説
穏やか 191(244)-*-128(140)-126(4)-143(116)-81(4)
トライアタック、サイドチェンジ、自己再生、トリックルーム
選出率ほぼ100%の構築の軸。サマヨールやクレセリアと違って自身が火力を出せる点、ウーラオスのあんこくきょうだで弱点を取られない点、安定した回復技の自己再生が使える点が強みです。
相手の挑発が見える場面では積極的にトライアタックを使って削りを入れたり、サイドチェンジで交わしたりしてアドを稼ぐ動きをしていました。
レジエレキを通す上でもブリザポスを通す上でも相手のランドロスが面倒だと感じたので、今使うならサイドチェンジをれいとうビームにした方が強いと思いました。
腕白 202(252)-136(4)-143(156)-*-112(12)-91(84)
猫騙し、捨てゼリフ、フレアドライブ、挑発
- いかく込みでA182ウーラオスのインファイト+あんこくきょうだ(急所)を耐える
- S最速モロバレル抜き
ポリゴン2と合わせてサイクルの要となるポケモン。
原案から変更した挑発は、上から殴る展開に持ち込む際に相手のトリックルームを封じたり、面倒なオーロンゲやヤミラミなどの悪戯心やピッピバレルに打ったり、終盤の詰めで相手の守るを封じるために使ったりしました。バークアウトやDDラリアットなども欲しいですが、今の環境では挑発の優先度が高いと思っています。
ポリガエンを並べた時に相手のポリゴン2のダウンロードでCが上がってしまうのがキツすぎたので、B振りではなくD振りを検討しても良いかもしれません。
持ち物はピンチベリーとオボンの両方を試しましたが、ピンチベリーが発動せず倒されることがほとんどなかったのでピンチベリーの方が強いのかなと思いました。
意地っ張り 207(252)-216(252)-150-*-130-51(4)
つららばり、10万馬力、インファイト、守る
数値おばけ。現環境では刺さっている構築が多く、サイクルを回しつつポリゴン2のトライアタックなどで削りを入れてからダイマックスさせて全抜きすることを目指して立ち回ることが多かったです。
Zelda Challengeでは原案と同じく突撃チョッキで使っていましたが、守るが欲しいと感じる場面があったのでてるチャレでは命の珠で使いました。火力が高く全抜き性能は上がりましたが、やや受け出しづらくなったり、非トリル下で強引に耐えて複数回動かすプランは取りづらくなってしまったので一長一短だと感じました。
控えめ 159(28)-*-93(180)-167(252)-71(4)-226(44)
10万ボルト、エレキネット、ボルトチェンジ、守る
- H16n-1
- A182ウーラオスのあんこくきょうだ(急所)を確定耐え、A194きせきのタネゴリランダーのフィールドグラススライダーを確定耐え
- C全振り
- 残りS
高い素早さを活かして序盤の削りと終盤の詰めを行うポケモン。このルールで採用し得なポケモンの1匹だと思います。この構築では他のポケモンがゴリランダーに相当強いため、レジエレキをゴリランダーで見ているような相手には特に動かしやすかった印象です。
BO3で柔軟に立ち回るために守るを採用し、持ち物は磁石としました。磁石は拘り眼鏡と違ってダイマックスにも効果があるのが重要で、状況に応じてこのポケモンにダイマックスを切ることが選択肢に入るのが大きいです。BO3の2本目以降でレジエレキを突然ダイマックスさせるのが特に強力で、この動きで何試合も取ることができました。
控えめ 173(140)-*-103-167(252)-120-115(116)
ハードプラント、ヘドロ爆弾、大地の力、守る
- C全振り
- S準速バンギラス+2(主に相手のカプ・レヒレ意識)
- 残りHP
キョダイベンタツが強すぎるため、出せば仕事をするポケモン。散々語り尽くされていることではありますが、先発フシギバナ+ポリゴン2の取れる択の多さが強力でした。
カプ・レヒレの上を取りたかったため、シリーズ5の構築の配分をそのまま使いました。フシギバナミラーにおいても上からダイアースを打てる方が有利なのである程度の素早さは確保したいです。
持ち物はZelda Challengeでは原案と同じバコウのみを使っていましたが発動回数が0だったので、てるチャレでは弱点保険にしてみました。が、こちらも1回ぐらいしか発動せずでした。命の珠やオッカのみ等でもいいと思います。
控えめ 177(252)-*-160-150(252)-90-41(4)
噴火、嫉妬の炎、大地の力、守る
この構築のコータスは正直そこまで強くないと個人的には感じていますが、強みを挙げるとすれば
- ブリザポスでもフシギバナでも勝てないメタグロスに強いこと
- フシギバナの葉緑素とのシナジーがあること
- トリックルーム下でコータスを通すことがわかりやすい勝ち筋の一つになること
等だと思っています。
構築全体に地面の一貫があり、相手のドリュウズやランドロスにダイアースを打たれているだけできついので、てるチャレではシュカ+嫉妬の炎にしてみましたがそのような場面に当たらなかったのであまり活きずでした。また、モロバレル意識で最遅にはしませんでしたが、これも正解だったかは微妙なところです。技構成や持ち物もそうですが、そもそもこの枠自体に検討の余地がありそうです。
選出・立ち回り
選出例1
後発:先発の残り1体+
エレキガエンポリ2の3体でサイクルしながら相手を削り、トリックルームブリザポスに繋げて全抜きかポリゴン2の要塞化を狙います。
選出例2
後発:+@1
早い段階でフシギバナにダイマックスを切ってキョダイベンタツで相手全体に削りを入れ、トリックルーム下のコータスに繋ぐことを主に狙います。
対戦動画
てるチャレ#7決勝トーナメント1回戦:VS かえでさん(実況解説:シャンディさん、てるるんさん)
リバティノートのYouTubeチャンネルをよろしくお願いします!(宣伝)
おわりに
複数の強力な勝ちパターンがあり、BO3で特に強い構築だったと思います。地面の一貫が厳しい点、相手のヒートロトムが重すぎる点を解決できればもっと強くなると思います。良い案があればこっそりDMで教えてください!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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